お中元とお歳暮の違いは?どんな由来がある?両方贈らなきゃ失礼?
2016/07/19
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古くからの慣習としてある
「お歳暮」や「お中元」。
室町時代には公家の間で
広まり江戸時代には庶民にも
広まっていったそうです。
結構歴史が古いんですね!
それぞれ、日頃の感謝の
気持ちを込めて送るものだけに
失礼があっては大変です。
今回はお中元とお歳暮の
由来の違いなどについて
ご紹介します!
お中元とお歳暮、由来の違いは?
まずはお中元とお歳暮の
由来の違いをみていきましょう!
お中元の由来
お中元・・・7月初旬から中旬
お中元とは、一年の半分を
過ぎた頃の夏に行われます。
元々は、古代に中国から伝わった
中元の日(7月15日)に、それまで
犯した罪を償い生きていることを
祝う習慣と、同じ日に盂蘭盆会で
死者の魂を弔うという習慣が一緒に
なったと言われています。
現在では、年頭から中元
(旧暦の7月15日)までの、
半年間お世話になったお礼に、
といった意味合いで贈り物を贈ります。
また、これから暑い時期をむかえ
「夏の暑さで体調を崩さないように」という
季節の挨拶の意味合いもあります。
お歳暮の由来
お歳暮・・・12月10日から20日
お歳暮の起源は、正月に祖先の
霊を祀る「御霊祭(みたままつり)」の
ために子供達が親や本家等に
供え物を持ち寄った事が起源と
されています。
そこから年末に帰省できなくなった
分家した人や嫁ぎ先からお正月に
歳神様を迎える為にお供え物や
祝い肴を親元に送った事が
起源になったそうです。
その後、商人がお得意様に
年末決済の際に贈り物をしたり、
親族以外にお世話になった人に
贈り物をしたりしたのが始まりと
なったそうです。
現在のお歳暮は、歳の暮れに
一年間の感謝の気持ちを込める
意味で品物を贈ります。
また、「来年もよろしくお願いします。」と
言う意味合いも含まれています。
時期は違いますが、お中元も
お歳暮も親しい人やお世話に
なった人に感謝の気持ちを
表すために贈り物を送る習慣です。
お中元とお歳暮、のしの書き方は?
のしの表書きの書き方は、
送る時期によってそれぞれ
違ってきます。
7月初旬〜7月15日:お中元
7月16日〜8月7日:暑中お見舞い
8月8日〜9月初旬:残暑お見舞い
お歳暮
12月上旬〜12月20日:お歳暮
12月21日〜年末:寒中お見舞い
お中元は両方贈らないと失礼?
お中元とお歳暮の両方を
送らなくてもマナー違反ではなく
失礼にはなりません。
ただしどちらか片方だけ
送るのであれば、お歳暮を
送ったほうが良いでしょう。
意味合い的にも、
半年間にお世話になった
感謝だけというよりも
一年の感謝を込めるという
意味で贈る方が良いのでは
ないでしょうか。
お中元とお歳暮由来の違いまとめ
お中元とお歳暮の違い、
いかがでしたか?
普段、何気なく行っている
習慣も色々と調べてみると
意外なことがわかりますね!
それぞれの違いの意味を
知っておいて、贈る方に
感謝の気持ちを伝えましょう!
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